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少しずつ、前へ

緊急事態宣言もようやくとけ、みなさん解放された気分になった方も多いのはないでしょうか?

そもそも車社会の中之条は満員電車に乗るストレスもなく、人が街中をひっきりなしに歩いていることもないし、常に人との距離を保てるスペースはありますので、都会の人が強いられた生活のよりかはまだマシな状況だったかもしれません。

自粛生活お疲れ様でした、まだまだ気を引き締めながら、マスクのゴムも引き締めなければですね!

 

さてさて、昨日夕方のFMぐんまのラジオを聞いているとアーツ前橋の再開のお知らせが流れてきました。館長の住友さん自ら出演し、6月1日の再開初日の様子や現在行われている展示のことを話されていました。再開初日は美術館に行くのを楽しみに待っていた方がたくさんいらっしゃったようで、普段の平日よりも多い来場者が来たようです。現在展示されているレモンの展示(と私は呼ぶ)のことにも触れており、なんと、本物のレモン3万個(!!)を敷き詰めている展示があるようです。美術は見るだけではなく、匂いで感じるものということで、自粛生活でどこか感覚が鈍ってしまった今の世の中にぴったりではないでしょうか?展示期間中、レモンは腐らないのか少し心配ですが、匂いが消えないうちに五感に届くまで思いっきり嗅いでみたいですね。

興味のある方は是非アーツ前橋に足を運んでみてください。入場制限等あるようですので、注意事項を確認してから来館するようにお願いします!

http://www.artsmaebashi.jp/

 

 

中之条の隣町、渋川市にあるハラアークミュージアムは一足先に先月中ごろに営業を再開していたようです。先日現代美術の巨匠、クリストが亡くなられたニュースがありましたが、ハラミュージアムで毎週日曜日に行っている特別ツアーでは、展示されていない作品を見ることができるバックヤードツアーも行っており、そこにはクリストが90年代に茨城で行った傘のプロジェクトの他、実現できなかった上野公園のプロジェクトの構想画が見ることができます。館長さんの解説付きのツアーなので、非常に勉強にもなり、名作も間近で見られることもできます。しかもこのツアー、無料です!お時間のある方は是非~

https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/

 

 

先月から中之条ビエンナーレ2021の応募を開始しました。少しずつですが応募書類が届いています。今月は去年ぶりにボランティア活動の募集をする予定になっていて、実際にボランティアさんが集まるか心配でしたが、募集2日目に活動予定日が定員に達する日もでてきて、スタッフ一同一安心と驚きと、みなさんがこういう機会を待っていてくれたのかなと思うとうれしい気持ちでいっぱいです。今は事務局総出で次回のビエンナーレを無事に迎えられるようにそれぞれ作業を進めています。

安全で楽しい芸術祭にするために前進あるのみ、です!

 

(すずき)

 

 

春なのに・・・

新年度が始まりました。

普段ならウキウキワクワクの季節ですが

今年はゾワゾワハラハラな季節になってしまいました。

事務局の窓からも例年のように満開になった桜が見えますがとても儚く感じます。

 

4月初旬の初全体ミーティングでは、一同マスク姿で集合して

間隔をあけて席に着きました。

 

 

 

 

 

 

中之条ビエンナーレの今年度の活動も大幅な変更を余儀なくされ

隔年で行っている海外交流プログラムは全て中止となりました。

毎回素晴らしい交流ができているタイをはじめ、

今年から交流予定だった地域との交流も中止となりましたが、

世の中の流れ、世界情勢を鑑みると正しい決断だと思います。

 

2021年の中之条ビエンナーレを開催する意思を持ちつつも、

私たちが置かれている以上に厳しい状況に置かれている方たちがその状況を脱するまで、

芸術うんぬんかんぬんは横に置いておかなければいけないような気がします。

なぜなら平和な世の中、普通の生活の上で芸術の世界は成り立っているからです。

 

世界は私たちが考えているよりよっぽど狭くなってきています。

野生動物を食べる行為が

何万キロ離れた場所に住んでいる人に影響して

最悪の場合その人を殺してしまうなんて

誰が想像できたでしょうか。

野生動物を食べた人がお腹を壊すだけで済む世界ではなくなってきているのです。

 

世界の国々が経済活動に必死になり

大国となり

飛行機で気軽に外国に行けるようになった代償として、

何気ない行動が誰かを傷つけ

世界を悪い方に変えてしまう可能性を

誰しもが持ってしまったのではないでしょうか。

 

中之条ビエンナーレができることはなんだろう、

自分ができることはなんだろう、

と自問自答する日々です。

(すずき)

 

https://www.facebook.com/nakanojo.biennale/

 

 

ご報告

中之条ビエンナーレファンのみなさま、こんにちは!

出会いと別れの季節になりましたね…

 

みなさまへ、任期満了,退職,人事異動のお知らせをいたします。

▼任期満了
・地域おこし協力隊 山口貴子
・地域おこし協力隊 大井田弘子
・嘱託職員 佐藤沙紀

▼退職
・海外担当 プロジェクトマネージャー 富樫智子

▼人事異動
・中之条ビエンナーレを担当していた役場の職員2名

一気に人が抜け寂しくなりますが、中之条ビエンナーレに
関わりを持たなくなるというわけではありません!!
別々の道に進みますが、できる範囲でお手伝いをさせていただきます!


そんなこんなで、有志たちが集まってくださり、“お疲れ様会”を
開いてくださいました(^^)♪

 

 

終始笑いが絶えない、愉快で温かい有志たちです!

中之条ビエンナーレは本当に色々な方に支えられているな~
と実感いたしました。

応援してくださった、ビエンナーレファンのみなさま
大変お世話になりました。ありがとうございました。

引き続き、中之条ビエンナーレの応援をよろしくお願いいたします!

(saki sato)

それぞれの芸術祭

先日、静岡で数年前から毎年開催されている「無人駅の芸術祭」を見に行ってきました。参加作家は10数人ほどですが、中之条同様、山間のエリアに作品が点在しており一日で全て周ることはできなかったのですが、作品だけではなくその道中や景色も素晴らしく、大雨の中見に行った甲斐がありました。

「無人駅の芸術祭」の名の通り、吾妻線と同じく1時間に一本しか電車が走らないローカル線沿いの駅員さんが駐在していない駅を中心に集落内にも作品が置かれていました。作品の一部をご紹介します!

「神尾駅」では名物のたぬきと共に、黒いおっぱいの作品がお出迎え。

 

 

 

 

 

ちょうどSLが通過!近っ!手を振るとポッポーと汽笛をならしてくれるのでみなさんもどこかでSLを見かけた際には全力で手を振ってみてください!

 

さよばあちゃんの休憩所兼、「抜里駅」。ここにもたぬきが。。右奥駅舎の中にあるざぶとんの上に座る白いお地蔵さん。

「福用駅」駅舎の中、ホームでも作品が展示されておりました。

 

 

そして、中之条ビエンナーレ2019にも参加した作家の作品も展示されておりました!

こちらから靴を脱いであがるようです。

が、申し訳ありません、大雨のため作家の許可を得て靴を脱がずに上がらせていただきました。ヒデミ氏ありがとう!

上にあがると一面茶畑の世界が広がります。

こちらの作品は円状になっていてどこから見ても茶畑の景色が見れます。

晴れた日はざぶとんが敷いてあるそうです。

茶畑しかり、海しかり、自分の目線から見ても

その全貌はわかりませんが、少し目線をあげてみると、視界の先に

別の世界が広がっていることがわかります。

何事も目線をずらして見ることが大事ですね~

 

 

こちらの芸術祭は今月の22日までの開催となっていますので

お近くに行かれた際には是非足を運んでみてください!

急げ~

(すずき)

追記

前回のブログでアーツ前橋の展示のお知らせをさせていただきましたが、コロナの影響で3月4日から3月31日まで休館になるそうです。あ~残念。。。

詳しくはこちらから

http://www.artsmaebashi.jp/?p=14737

作品がまたどこかでお目にかかれることを願っています。作家さんも悔しいでしょうが、準備や運営に奔走してきたスタッフのことを考えると胸が痛みますね。。

 

https://www.facebook.com/nakanojo.biennale/

(すずき)

 

近況報告。

お久しぶりのブログです!

新年のあいさつもままならぬまま、季節は春に向かっています。

日本全国コロナ一色な雰囲気の中、何かいいことはないかと街に繰り出しました。

ということで大都会前橋にいってまいりました!

現在アーツ前橋では前橋ゆかりの作家を集めた展示会、「前橋の美術-トナリノビジュツ」が開催されています。年代問わず、前橋が出身だったり、住居をかまえている作家の展示ということで表現方法も多岐にわたり、おのおのが感じる前橋を表現しています。中之条ビエンナーレ参加作家の数名の作品も展示されており、あの作家さん、群馬の人だったのね!という発見もありました。こちらの展示はアーツ内だけではなく、前橋のレトロな商店街でも展示があり、街歩きがてら、普段は入らない店舗などに足を踏み入れることも楽しみのひとつです。アーツのオープンスタジオで滞在制作をしている中之条ビエンナーレ作家もいるとのことなので、中之条ビエンナーレが恋しくなっている方は是非足を運んで見てください。

 

 

 

 

アーツから車で30分ほどいった高崎のビエントギャラリーでも現在中之条ビエンナーレ作家の展示を行っております。先日オープニングレセプションがありましたが、中之条ビエンナーレ2019を彷彿とさせるメンバーが多数出席していました。同窓会のような雰囲気で、近況報告をしたり、なつかしい話で盛り上がったことと思います。今後も中之条ビエンナーレに出展した作家の展示会をビエントで行うとのことで、またみなさんに会えいることを楽しみにしています!

 

事務局に届く展示会のDMでビエンナーレ作家の名前を見かけることもあります。ビエンナーレ作家の展示の告知や受賞の記事をネットで見かけることがあり、各地で活躍している様子を知ると、私もがんばらなければ、と謎の闘争心がわいてきます。だた気になるのがコロナのことです。3月初旬から行われるさいたま国際芸術祭にもビエンナーレ作家が参加するようでしたが、コロナの影響で開催日が延期になったようです。今回のコロナの影響で展示する予定が延期になった、キャンセルになったという作家さんも多数いるのではないでしょうか。中之条ビエンナーレがもし今年開催だったら、、と考えるとゾッとします。とにかく今はできることをして予防するのみですね。朝の情報番組では症状がない人は美術館で美術鑑賞をするのは問題ないと言っていました。本当かどうかわかりませんが、とにかく一日も早く平穏な日が戻ってくるよう願っています!

https://www.facebook.com/nakanojo.biennale/

(すずき)

今年もありがとうございました!

ビエンナーレ終了後からはや3ヶ月がたちました。

中之条では今年2度目の雪が舞っております。

毎年恒例のつむじのイルミネーションも付き(今年は去年より派手だそうです!)

町は冬一色の気配です。

2019年のビエンナーレ期間のことが遠い昔と感じてしまうくらい、

次あるだろうビエンナーレに向かってすでに始動しています。

変えてはいけないところ、変えなくてはいけないところ、

中之条ビエンナーレらしさを保ちつつ、進化していけるようにスタッフ一同、

頭を悩ませながらミーティングを重ねています。

2年後みなさんにまたお目にかかれることを願っています。

引き続き応援のほどよろしくお願いします!

(すずきれい)

PS 作家のみなさま、図録に関する大切なお知らせがありますので新年になる前に今一度メールのご確認お願いします。

 

 

 

 

                            

 

 

 

 

 

NakAmigo(ナカミーゴ) 打ち上げのご報告

9月23日、中之条ビエンナーレ2019が大盛況のうち閉幕しました。

ご来場いただいた方々、誠にありがとうございました!

それからもうすでに2週間経ちますね。
「ビエンナーレロス」という言葉があちこちから聞こえてきて寂しく感じているかたも多いようです。

事務局ではまだまだ作品搬出や会場後片付け作業などが続いておりますが、
ここで一度、中之条ビエンナーレ2019での労いと感謝を込めて
10月5日に「ナカミーゴ + スタッフ + 地元作家」で打ち上げが賑やかに行われました!

会場はお馴染み、1月の新年会でもお世話になった中之条駅前のニューサイトウです。

 

ちょうどラグビーワールドカップ 日本 × サモア戦がニューサイトウ店内のモニターに映し出されて、意図せずパブリックビューイング状態にもなり日本の勝利も相まって会場は大いに盛り上がりました!

 

ラグビーでも盛り上がり、それぞれの中之条ビエンナーレでの思い出や活動への想いなど聞くことができ、とても素敵な時間を過ごすことができました。

ナカミーゴの活動範囲は実にさまざまです!

準備期間は作品制作のお手伝いもあったり、会場の清掃や設営も何度も助けていただきました。
会期中は各会場での受付や会場巡回チェック、会期終了後は今なお作品搬出作業で活動いただいています。

みなさん楽しんで活動をしていただけたようで、
制作から関われるのが楽しい!またやりたい!もう2年後まで待ちきれない!など嬉しいお言葉が溢れておりました。

ナカミーゴさん同士が仲良くなって交流を深めてもらえたのが、なによりも嬉しく思います。

SNSなどで独自に情報拡散いただいた方も本当にありがとうございました。

打ち上げに参加できなかった方も、みなさま、お疲れ様でした!!

 

そして翌日…


しこたま飲んだ次の日さえ朝早くから搬出作業に率先して参加していただき、本当に頭が下がります…!

改めて中之条ビエンナーレはナカミーゴさんのパワーに支えられて成り立っていると強く感じられます。

ナカミーゴのみなさまへ心から感謝申し上げます。
そして、これからも中之条ビエンナーレをどうぞよろしくお願いいたします!!

(Oida)

中之条ビエンナーレ2019開幕!

いよいよ本日より31日間に渡る中之条ビエンナーレ2019が開幕いたします!

町内各所でのアート作品展示はもちろんのこと、演劇、身体表現などのパフォーマンス、ワークショップ、マルシェなどもお楽しみいただけます。

沢山の方のご来場を心よりお待ちしております。

開催期間:2019 年 8 月 24 日(土)~9 月 23 日(月)の 31 日間(無休)9:30~17:00
開催場所:群馬県吾妻郡中之条町
エリア数:6(中之条伊勢町、名久田、伊参、四万温泉、沢渡暮坂、六合)
会 場 数:50 ヶ所
参加作家:150 組
観覧料金:パスポート 1,500 円/ガイドブック 1,000 円/パスケース 400 円
3 点セット 2,700 円…パスポート、ガイドブック、パスケース
※パスポートをご購入いただくと会期中何度でも作品をご覧いただけます。
※パスポートご購入の方には町の温泉や施設をお得に巡れる「なかのじょう周遊チケット」(通常販売価格 500 円)を差し上げます。
※高校生以下観覧無料(高校生以下にはエデュケーション・パスポートを配布。
スタンプラリー台紙とともに、アート鑑賞の手引きが記載されています)
※障害者手帳をお持ちの方は中之条町役場にて無料パスポートを発行致します。

中之条ビエンナーレ事務局(イサマムラ内)
0279-75-3320
office@nakanojo-biennale.com

2019年8月24日

7/6沢渡・四万温泉エリアレセプションを開催しました!

みなさま、こんにちは!

梅雨寒が続く今日この頃ですが、先日7/6(土) 沢渡・四万温泉エリアの解説ツアー&レセプションを開催しました!

 

まずは、沢渡温泉エリアから、完成した作品のお披露目と作家による作品解説ツアーの始まりです。

 

次に訪れたのは旧沢田小学校。

こちらでも完成した作品を見ることができました。

それにしても、今回の参加者は人数がすごい!熱気溢れるツアーです。

 

さて、場所を移動し、今度は四万温泉エリアの新湯広場、そして中屋の作品のご紹介です。

 

最後の会場は旧第三小学校です。

こちらも多数の作品が完成しました!

展示作家も多く、非常に見応えのある会場です!

 

作家による解説ツアーが一回りして、いよいよレセプションの始まりです。

みんなで完成をお祝いして乾杯!!

 

時間を追うごとに参加人数も増えてきて、レセプション会場は超満員状態。

盛大なお祝いとなりました。

 

さて、発表された作品はスマホのアプリを制作をした作品や町民の協力のもと作り上げられた作品、繊細で緻密な作品、あるいは野外や体育館全部を使ったダイナミックな作品など、多種多様でどれも力作揃いで素晴らしいものばかり!

スタッフの私も本展がますます楽しみになりました!

本展開催は8月24日から9月23日。早いもので開催までもう1ヵ月半ですね。

みなさま、どうぞお楽しみに!!

(Oida)