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日々奮闘のわたしたち

町の町内放送からは、毎日熱中症への注意喚起が流れてきます。
ほんとうに毎日暑く、やっと雨が降ったとおもうと今度は蒸し暑い、そんな日々が続いています。

そんな中で、9月の会期スタートに向けて日々奮闘する事務局と作家たちの様子を少しご紹介したいと思います。

丸伊製材 石坂孝雄さん
今回で参加6回目となる石坂さん。
2019年は日向見公園のセミ、2021年はカマキリの食卓、と昆虫シリーズが続いています。
さてこれはなんの虫でしょうか?

イサマムラ ナ”ウ”さん
イサマムラのグラウンドに巨大なテントを建設中。
地元の職人さんや事務局スタッフもお手伝いしてテントを吊っていきます。

山の上庭園 林耕史さん
山の上庭園では2013年から林さんの作品がすべてご覧いただけます。
今回の作品もそこに追加され、庭園の新たな風景に加わります。
こちらでも力持ちの事務局スタッフが大活躍です。

火の見櫓 遠藤研二さん
遠藤さんは初めての六合エリアでの展示です。
使われなくなった火の見櫓が作品の展示場所として生まれ変わりました。

最後はチロちゃん。四万温泉にあるわしのやさんの看板犬です。
会場である旧第三小学校への散歩が日課で、
人懐こいチロちゃんに会うと作家もスタッフもメロメロです。

会期スタートまで1か月をきり、町で会う方に「いよいよだね」「頑張ってるね」とお声をかけていただきます。
楽しみにしてくださっている皆さまのため、事務局スタッフ、作家一同、ラストスパートを駆け抜けたいと思います。

9/9(土)~10/9(月)9:30~17:00
中之条ビエンナーレ2023でお会いしましょう。

(M)

赤岩にてお片付け

本日、六合エリアにある会場のひとつ、「お蚕さんの里」(六合ふれあいの家)の片付けを事務局で行いました。

六合ふれあいの家 2階から荷物の運び出し
片付け前の六合ふれあいの家 1階部分

書籍やジオラマなどの展示物が多数置いてありましたが、それらがほとんどすべて運び出され、すっきりとした空間になりました。

すっきりした六合ふれあいの家 1階部分

この会場は小林正樹さんの作品が展示されます。

どのような作品が出来上がるのかは中之条ビエンナーレ2023の開催までお楽しみに!

 

また、中之条ビエンナーレ2023に参加する、伊勢町睦会 × 吾妻中央高校 × 西岳拡貴さんのプロジェクトの一環として、8月5日に中之条町の街並みをデザインしたエコバックを先行販売するそうです。

 

開催日時:2023年8月5日(土) 10:00~15:00
会場:旧もりやま(群馬県中之条町大字伊勢町843)

・サイズ 約H35 × W51 × Φ20cm

     持ち手/約5.5 × 36cm・容量約18L

・色はネイビーのみ

・素材 ポリエステル

・価格 ¥1,500(税込み)

 

お時間ある方はぜひ、「旧もりやま」まで足を運んでみてください!

尚、他の商品は中之条ビエンナーレ2023会期中に公式ショップ(つむじホール内)にて販売されます。

 

(Mio)

ビエンナーレ行灯が灯されました!

中之条の市街地を灯す行灯。

「吾妻中央高等学校×中之条ビエンナーレ 行灯プロジェクト」

吾妻中央高等学校の生徒の皆さん(環境工学科+普通科の希望者)によって
今回も、ビエンナーレを彩る挿絵が制作されました。

挿絵制作ワークショップのテーマは「くしゃくしゃの街を作ろう」

中之条ビエンナーレ2023テーマ「Cosmographia ~見えない土地を辿る~ 」
にちなみ、紙をくしゃくしゃに握りしめた時にできるシワを地図に見立て、
青と黄の2色のインクを紙の凹凸に垂らすことで、土地の色を表現しました。

設置作業も、吾妻中央高等学校環境工学科の皆さんが行いました!

なんと総数140基の行灯を一つ一つ差し替えてくださいました。

絵柄は約60種類あります。
場所は伊勢町ファミリーマートさんから西へつむじを越えてÝ字路まで左右に続きます。
駅からつむじまでの道のりでも見ていただけます。

是非お楽しみください!

協力:ふるさと灯りの会事務局 観光商工課 

(スズキ)

町花

この季節に車で道路を走っていると所々で目に入るのがこちら、中之条町の町花にもなっているヤマユリです。

近くに寄ってみると、甘くてとても良い香りがします。

1つ1つのお花が大きくて、迫力がすごい!!

ミツバチが夢中になって蜜を集めていました。

先日までメキシコから来町していた、ビエンナーレ作家アシスタントの女性がヤマユリの写真を見て「とても綺麗!」と感動していたので本物を見せてあげたかったです。

ヤマユリは全国的に年々減少傾向にあるらしく、かつては群生地だった場所でも今はほとんど姿が無いこともあるそうです。

時期が来れば探さなくても当たり前にあったものを見つけるのが難しくなってしまう日が来てしまうのは、とても悲しいですよね。

いつまでも、この時期の中之条町にはヤマユリの華やかな姿がありますように。

(Mina)

またね

このところはNice to meet you!とSee you, take care!を作家と繰り返しています

制作期間中はまだまだその繰り返しは続きそうです

世界各国・日本各地から中之条町に集まり、それぞれまた元の場所に散らばっていく

またいつか会えるといいな~と思いながら、毎回お見送りです

ちなみに、中之条町へのアクセスは電車、車の他にも東京からは高速バスも出ています

(SUZY)

2023新会場見どころ:やませ母屋二階

伊参エリア岩本地区にある会場「やませ(旧神保家住宅)」。江戸時代末期に建てられた大規模民家で、県の重要文化財にも指定されています。普段は一般公開していないこともあり、会期中は作品のみならず、やませの中を見に来場される方も多い会場です。

中之条ビエンナーレでは2019から使用し始め、これまで母屋の一階部分を会場としてきましたが、今回新たに二階も展示会場として使用できることになりました。二階へ上がってみると、当時の暮らしの様子がそのままの状態で残されており、興味深いものでした。作品の設置が始まる前に、その様子を少しご紹介します。

二階は天井に抜ける広いスペースと、3つの部屋で構成されています。

入口側は、端から端まで続く廊下のようになっており、トタン張りの雨戸を開けると、真っ暗だった空間が一気に明るくなります。

材木問屋を営んでいた当時の名残を感じる材木の数々や養蚕道具も残されていました。
※神保家は文政12年(1829)、江戸の大火を巨額の富を得たといわれている

二階では今回、2名のアーティストが作品を展示します。作品が入りどのような空間になるのか今から楽しみです。
作品と一緒に、ぜひ当時の生活の様子も想像しながら楽しんでみてください。(N)

ポスター完成しました!

中之条ビエンナーレ2023のポスターが完成しました。
少し小さくなり、省スペースでより多くの場所に貼っていただきやすくなりました。
今年のポスターは旧五反田学校のアニタ・ガラツツァさんの作品です。

現在9/9~10/9の会期に向けて事務局は力を合わせてフル稼働中、作家さんも頭と体をフル回転で制作しております。
1か月ほど会期のうち週末(土日)は5回しかありません。いつか行こう、と思っているとあっという間に終わってしまうのが中之条ビエンナーレなので、夏のうちから計画を立てておくことをお勧めします。

写真はある日の制作風景です。さてどこの会場でしょうか。
今年はどんな場所でどんな作品とあえるのかとても楽しみです。(M)

風流なひととき

梅雨は果たしてどこに行ってしまったのか。そのように感じる日も多くなってきました。

暑さは昨年に比べるとやや落ち着いているようですが、暑い日は暑いですね。

 

先日、なかのじょう山里テーマパークのピザ焼き&蛍鑑賞会に事務局スタッフと作家の松永直さん、セキ・イコネンさんたちと参加してきました。

なかのじょう山里テーマパークの会長宅のお庭に集合し、あたりが暗くなるまではピザを食べて、そのあとに蛍を見に、近くの沢沿いを散策するという流れでした。

そのピザは皆で成型し、会長の手作りだという立派なピザ釜に次々と置いて、5・6分ほどで焼きあげて、そうして出来上がったものから皆で食べました。

 

ちなみに、このピザづくりから、私たちも参戦しました。袋に入ったピザ生地を綿棒で薄く丸く伸ばして、フォークで穴をあけ、その上にソース・具材を乗せて・・・。言葉で表していると簡単な作業に思えますが、実はこれが中々難しい作業でした。

ピザというと、冷凍のものだったりお店で焼かれたりしたものを口にすることが多いですが、自分の手・あるいはそこにいる仲間の手で作られたものとなるとそれ以上においしく感じられますね。手作りマジックです。

焼きあがったピザや付け合せのものを食べ、ときに会長がお孫さんのためにつくったというブランコで軽く運動して胃の中身を調整しつつ、あたりが完全に暗くなったころ、いよいよ蛍狩りに。

はたして蛍は見られるだろうかと不安を抱きつつ、近くの沢をぞろぞろと歩いていると、そのような不安を吹き飛ばしてくれるほどたくさんの蛍がみられました。スマホのライトや懐中電灯のあかりよりもほのかな光がふんわりと漂うさまは、見ていてとても心安らぎました。

ここ最近の目の疲れも吹き飛ぶ勢いでした。

そんな穏やかな空気の中、まるで若者のように駆け回り、蛍を捕まえているなかのじょう山里テーマパークの皆さん。俊敏な身のこなしでスマートに蛍を虫取り網や手で捕まえている姿は見ているこちらもすがすがしい気持ちになりました。

そこからはホタルブクロという紫色のかわいらしい花に、実際に蛍を入れてみたり、進んできた道をふと立ち止まり、振り返ってみると多くの蛍が飛び回っているのを見てみたり。各々で蛍とのふれあいを楽しみました。

蛍を入れたホタルブクロは小さなぼんぼりのようで、目に優しくとても綺麗でした。

今回は私たちのほかにかわいらしい参加者さんもいました。煌々と輝く蛍が何匹も収まる虫かごを抱え、とても嬉しそうでした。(なお、捕まえた蛍は鑑賞した後、逃がしています)

段々と自然と触れ合う機会が減っている今、このような貴重な機会を得られて、良い経験・思い出になりました。

※蛍の写真は暗闇のため、自前のスマートフォンでは撮れず・・・。

 

みなさんもこの夏は自然と触れ合ったり、日本独特の文化に親しむ計画をたててみてはいかがでしょうか。

 

( Mio )

たくさんの「はじめまして」をこれからも。

はじめまして、新しく事務局スタッフになりました。
スズキといいます。よろしくお願いします!

北海道より、中之条に移住したばかりの私にとって、
中之条では、毎日、たくさんの「はじめまして」があります。
そんな、中之条初心者の私が、これまで出会った「はじめまして」をご紹介します。

1つ目は、中之条の小中学校にビエンナーレ作家の方が伺い、行うワークショップを夏休み前のこの時期に、開催しています。

私も一緒にスタッフとしてお邪魔して中之条の子ども達とお話しする機会がありました!
はじめて会う中之条で生まれ育った子たちはどんな感じなんだろう…とどきどきしていましたが、

素直で笑顔が素敵で、夢中になって取り組むきらきら輝いた姿がありました。
また、中之条の子ども達にビエンナーレ会期中に出会えることを楽しみにお待ちしております。
ぜひ、年代問わず、ビエンナーレでアート作品をみて、色々な見方や考え方にふれていただけたら良いな、と思います。

中之条ビエンナーレ親睦会 in ニューサイトウ

そして、2つ目は、中之条ビエンナーレ実行委員会主催の親睦会が行われました!
滞在されていた作家の方々、実行委員会の方々、スタッフ、
なんと、中之条町長さんまで!
…などなど日頃ご縁のある皆さんが集まり、交流を深めることができました。
このような場に来て、改めて、多くの方々が中之条ビエンナーレに関わってくださっていることに

感謝の気持ちがこみ上げました。本当にありがとうございます。
ここに集まっている方だけでなく、多くの方々に支えられ、繋がり、続いています。
今年も、さらにご縁が続きますように。
たくさんの方に楽しんでいただけるように、がんばります!

 

(スズキ)

中之条町に『素敵』が増えます。

お久しぶりのブログ更新です。

先日の台風と大雨の影響で各所に被害が発生したようですが、皆様はご無事でいらっしゃいますでしょうか?
最近は、天候だけでなく気温も不安定で、急な猛暑日になる事も多いですよね。
どうか熱中症などにもお気を付けてお過ごしください。

ありがたいことに、中之条町は先日の大雨での大きな被害も無くいつも通りの日常を過ごしております。
天気の良い日は新緑が美しく、日頃のパソコン作業で蓄積された眼精疲労が癒されます。

更なる癒しを求めて向かったのは中之条町市城にあるお店『うた種』さん。
https://utatane100.wixsite.com/utatane
こちらは木々に囲まれて、ちょっぴり隠れ家な雰囲気がとても素敵な手芸とカフェが楽しめる雑貨屋さんです。
今回は可愛い猫の一筆箋とマスキングテープを見つけて購入しました!
猫グッズが豊富で、猫好きな私にはたまらないお店です。見てるだけでも最高。
今度はまったりとカフェでドリンクも楽しみたいですし、店主様に教わる洋服作り体験もぜひやってみたいです
(私は信じられないくらい不器用なのでご迷惑かけるかもしれませんが…)

そんな魅力的ポイント満載なうた種さん、実はミニギャラリーもあるんです。
そして只今、糸井潤さんの写真展が開催中!!

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糸井潤写真展「Exomania – 「旅」について」
2023年6月2日(金) – 7月9日(日)
うた種 ミニギャラリー(群馬県吾妻郡中之条町市城1514)
10:00 – 16:00 (土日祝11:00 – 16:00 – 火水定休)

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糸井さんが世界中を旅した時の写真がズラリ。

旅先の何気ない一瞬の切り取りから、様々なことが想像されて、じっと見ていると写真の中の風景が動いて風や匂いが漂ってくるような不思議な感覚に。
まるで自分自身も旅をしているような気分になれる、そんな洗練された空間でした。
特に個人的にとても好きだったのが、犬が窓際から外を見つめている写真です。
犬のなんとも言えない表情や雰囲気に胸を打たれました。あの視線の先には何があったのかな…。
展示の中からお気に入りを見つける楽しみ方もおすすめですよ。

さてさて、良い気分で帰ろう~と思ったところで外に出ると、うた種さんからすぐ近くにある可愛らしい色合いの小屋の中でせっせと作業中の方を発見。中を覗いてみると爽やかな笑顔で出迎えてくださったのは原沢香司さん。
原沢さんが店主としてこちらの小屋で本屋をープン予定なんだとか!
その名も『フクロコウジ 旅と本と人』
 ※詳細はwebページをご確認ください→https://fukurokouji.studio.site/

こちらの本屋では旅をテーマにした本を中心とした新書を販売するそうです。
また、原沢さんの今までのお仕事の経験から旅行代理店として旅の相談も受けてくださるとのこと。
本に囲まれて旅のイメージを膨らませる…
新くて素敵な場所が中之条に増えますね。とてもわくわくします。
 

7月1日(土)のグランドオープン記念として、糸井潤さんと対談イベントが開催される予定です。
とても興味深いお話が飛び出してくるのではないでしょうか。

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フクロコウジ 旅と本と人
オープニング記念対談
糸井潤 ✕ 原沢香司 
「旅と写真と本のこと」
7月1日(土)13:00〜
群馬県吾妻郡中之条町市城1514
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中之条町へお越しの際はぜひ立ち寄ってみてくださいねー!
 
 
(Mina)