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クリスチャン・ボッフェッリ 鎮圧ローラーで版画実験

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6月後半、梅雨の中休み
汗ばむ陽気の中で作品制作のお手伝いをしてきました。

作家さんはイタリア生まれの
クリスチャン・ボッフェッリさん。

ドローイングや木版画などで
特徴的な線を描いていらっしゃいます。

今回はご本人がかねてよりやりたかったという
鎮圧ローラーで版画に今回チャレンジしました。

古くなった鎮圧ローラーは表面に凹凸があったり
持ち手が壊れていたりと動かすのに一苦労。

それでも子供みたいに楽しそうなボッフェッリさんのおかげもあり
童心に帰った気持ちで楽しかったです。

地面にべニアの板を敷いて、その上にボッフェッリさんの作った版木
そして障子紙のような薄い和紙をのせ、ビニール製のシートをのせて
鎮圧ローラーでプレスします。

ばれんなどとは違い均一に力がかからず
絶妙なまだらの版画ができました。

思い通りだったみたいでボッフェッリさんも
ご機嫌でした。

ボッフェッリさんの展示会場は中田木材敷地内の
王子会館といわれる建物です。

古い木造の部屋の中に版画作品を貼ったり
直接描いたり、2部屋ある内の片方を。。

おっと、続きは当日をお楽しみに。

神谷

Masumi Saito×民話の家

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今日は中之条町出身のパフォーマーMasumi Saitoさんを
根広集落内にある「民話の家」へご案内させていただきました。

事務局がある伊参小学校から車を走らせること1時間と少し。
六合奥地の豊かな自然に囲まれた小さな集落です。

2011年には展示会場になっていた場所ですが、
2013年は残念ながら会場からはずれてしまいました。

たくさんの方にこの場所を訪れて欲しいとの思いから、
中之条ビエンナーレ2015ではMasumi Saitoさんの
パフォーマンス会場として1日だけ復活します!

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2階にはたくさんの民具がきれいに展示されていて、
案内してくださった管理人さんから昔話を聞いたりと
とてもゆっくりとした穏やかな時間を過ごしました。

帰り際には、ぽつぽつと雨が降りはじめ、屋根に落ちる雨の音と、
畳の優しいにおいに名残惜しさを感じながら民話の家を後にしました。

ここは初めて来たとは思えないほど懐かしい気持ちになれる場所です。
ぜひ、この秋皆さんにもこの気持ちを味わってほしいと思います。

茂木

暮坂の森で

  

若山牧水の歌で有名な暮坂峠をすこし過ぎたところに、暮坂芸術村があります。その入り口に「民宿十二みます」という廃民宿があり、作家の小山真徳さんは、ここで長期滞在制作を行っています。
作家さんとスタッフを連れてさらに森の奥へ車を走らせること数分、長年この場所で暮らすスタンアンダーソンさんを訪ねました。

森の中で「スタンさーん!」と声を上げると、奥の茂みからガサゴソと音がして、「はーい」と大きな体のスタンさんが葉っぱにまみれて登場!

スタンさんは作家のデービッドナッシュさんとこの場所に移り住むみ、今は美術書の翻訳や作品制作などを仕事にしています。
森の中で、社が祀ってある一角で、この森の伝承や祭りの話を聞かせてもらい、中でも「天狗の止まり木」の話はとても面白かったです。

小山さんの作品は地域の伝承を題材にしていて、私が数年前の瀬戸内芸術祭で見た彼の作品のインパクトは鮮明に覚えています。
この暮坂の伝承も作品のインスピレーションとなって形になることと思います。

作品を読み解き、作家が必要なことや人をつなげることは、ディレクターの大切な仕事です。

小山さんとスタンさんの暮坂の作品は、中之条ビエンナーレ2015で見ることができます。

お楽しみに!

浅沼知明さん×竹林

6月になり関東も梅雨入りしましたが、
昨日の中之条町はとても天気がよく過ごしやすい1日でした。

前回つむじで展示された浅沼さん。
今回の作品は「竹」を使用されるということで、
所有者さんに許可をいただき、
山奥の竹林へとご案内させていただきました。

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私にとっては小さいころから慣れ親しんだ竹林ですが、
初めて足を踏み入れた浅沼さんと山重ディレクターには
とても新鮮な場所だったようです。

こんな風に「当たり前」と気にも留めない風景や建物、習慣、風土が
けして「当たり前」ではないことに作家さんに気付かされます。

昔からよく知っているその場所から切り出された竹が
作家さんの手によってどんな風に形を変えるのかとても楽しみです。

この場所は町内の「名久田」という地域にあります。
展示会場になっていないエリアですので、
ビエンナーレ常連の方でも知らない方が多いのではないでしょうか?
中之条町には魅力的な場所がまだまだたくさんあるんですよ!

茂木