中之条ビエンナーレ2015に向けて
作家さんの動きも活発になってきました。
さて昨日は武藤卓さんが中之条にいらしてくれました。
(作家情報はこちらを http://www.mutohtakashi.com)
展示会場は中之条・伊勢町エリアの中田木材。
今回の訪問は前回の見学から少しの時間を経て
武藤さんが持ってきたイメージを実際の雰囲気の中で確かめたり
改めて中田木材さんの木にまつわるいろいろなお話を聞いたりといった目的でした。
なるほどなるほど。
こういったやりとりの中から作品が生まれていくのかと、
私は今結構すごい現場に立ち合っているんじゃないのか、
ふむふむと1人感慨深い気持ちに浸っておりました。
そんな中
「こんなものどこがいいのかねー。」
と中田木材さん。
ちょうど下の写真の建物。壁面の木は製品にはならないモミの木。
木材保管用の蔵で昭和20年くらいのものだそうです。
これも人の手では決してできない自然と時間がつくったアートなのかもしれません。
普段見慣れている方には普通に見えることでも
作家さんの目から見ると素晴らしいものに見える。
こういったことっていろんな場所にありそうな気がします。
こうして作家さんは地元の方から忘れられてしまいそうな伝統的なことだったり、
中之条の歴史だったりを聞いて、消化。
それが作品としてアウトプットされ新しい中之条の魅力となっていく。
なんだか中之条ビエンナーレの本質をみたような気がしました。
さて駄文長文失礼いたしました。
中之条町では本番へ向けてこんなストーリーがそこいらで勃発中。
中之条ビエンナーレはこうして順調に本番に向かって進んでいます。
今後ともどうぞお楽しみに。
神谷