作者の分身である、ひたむきで気まぐれな白い存在と、躍動する温泉街の物語。白いコスチュームに身を包み、日常の年齢、国籍、肩書き等から解き放たれた「白い人たち」は、四万温泉を非日常の世界に変換し、緩やかに漂います。鐘の音を合図にパレードが進み、旅館の仲居に扮したダンサー集団“ぴった湯”と出会うと、温泉ダンスが始まります。奇妙で無防備な白い人たちと、経験豊かなダンサーたちとの対比は、偶発的で瑞々しく、舞踊のスキルに関わらず、身体を伴うコミュニケーションや表現の可能性について、新たな視座をもたらします。
出 演:桐生大学短期大学部アート・デザイン学科学生、ダンサー(ぴった湯)、ボランティアの方々
作 家:大日向 基子
日 時:9月14日(土)13:30-15:00 / 9月15日(日)13:30-15:00 (目安時間)
会 場:まりや 四万温泉エリア
参加費:無料