アナログの映像信号と音声信号を反対に入力することにより、生じる映像と音声それぞれのノイズを用いて、映像により音声を、同時に音声により映像を、リアルタイムで操作するオーディオ&ヴィジュアルパフォーマンス。映像と音声は同じ電子信号として相互に干渉し、イメージとサウンドの破壊と生成が同時に行われる。それは、電子信号である映像と音声が生み出される原初的な場に立ち会うことであり、「映像を見ている」ということ自体を強く意識させる。そこでは、映像が氾濫する現代社会を、映像により思考することが求められるだろう。
作 家:西山修平
日 時:9月7日(土)17:00~18:00
会 場:伊参交流館
入場料:1000円