NAKANOJO BIENNALE 2017 2017/9/9(Sat)-10/9(mon) 9:30-17:00 無休

地域とアート<共存するということ>

中之条ビエンナーレは2007年の開催より、海外作家も含めた多くの参加作家と地域住民との交流を続けてきました。伝統行事への参加や食文化での交流など、地域に積極的に関わってきた作家も多く、家族のような繋がりが続いているという話をよく耳にします。何よりも地域がそれを受け入れ、楽しんでいるということを大変嬉しく思います。
中之条町に移住した作家の中には外国人作家も含まれ、山村に暮らす人々にとって異文化に触れる機会が少しずつ増えています。また、そういった交流は、自身の地域特有の文化など他者からの目線でないと気づき得ないことを私達に教えてくれます。このように、芸術文化国際交流は、自身の文化を知るための重要な役割となっています。

2013年にヴェネツィアビエンナーレと同時開催されたパビリオンゼロでは、中之条町の芸術への取り組みを映像で紹介する場をいただいたほか、中之条町出身アーティスト(現在ロンドン在住)のmasumi.w.saitoによる、伝統芸能である獅子舞をテーマにしたパフォーマンスが行われました。私自身が、この経験により中之条町の文化の魅力を再認識し、この文化をさらに多くの人たちに伝え守っていく必要性を感じました。

毎回、中之条ビエンナーレのオープニングでは、地元の人たちがアーティストと共演する舞台が作られます。主にステージでパフォーマンスを行うのは地元の子供たちであり、そして音楽は伝統芸能の楽団という地域文化を支えている人たちが担当します。ジャズと雅楽、コンテンポラリーダンスと神楽など異なるジャンルとのコラボレーションを、参加者は観客以上に楽しみながら一団となって舞台をつくっています。このように地元の人たちが国内外で活躍するアーティストと共演することで、新しい芸術をつくりだしながら伝統文化を繋いでいくという、とても面白い取り組みになっています。

2014年には、中之条町と同じく「最も美しい村連盟」 に加盟する北イタリアの小さな町アーゾロを訪れ、美術祭と映画祭といった芸術文化発信への取り組みや、美しい自然に寄り添った山村の暮らしを視察してきました。都会のような利便性はないものの、その美しい風景の中に続く暮らしは、群馬の山村文化と重なるものがありました。

近年は、個性を失いつつある都市に代わって、地方から文化を発信するという流れが大きくなり、個性的な地方には沢山の観光客が集まっています。自然や温泉といった観光スポットだけではなく、もっと人々の暮らしに根付いている祭りや習慣などの見えづらい部分にも焦点を当て、この土地で脈々と受け継がれた美しい文化を伝えていきたいと思います。
この芸術文化国際交流によって、地域が自信に満ち中之条独自の文化が後世に繋がっていくことを願います。

総合ディレクター 山重徹夫

中之条ビエンナーレ

中之条ビエンナーレは2007年に始まり、2017年で第6回目となる芸術祭です。温泉街や木造校舎など町内各所で総勢160組を超えるアーティストによるアート展示、演劇、身体表現などのパフォーマンス、ワークショップ、マルシェなどを開催します。

アーティスト一覧

展示エリア・会場

群馬県中之条町内の6つのエリアで開催予定。「中之条伊勢町」「伊参(いさま)」「名久田(なくた)」「四万」「沢渡暮坂」「六合(くに)」エリアと広大に広がります。2017年は51箇所の会場で、展示・パフォーマンス・イベントが行います。

展示エリア・会場

中之条への交通アクセス

公共交通の無い会場が多数ありますので、出来るだけお車での来場をお勧めいたします。各エリアに無料駐車場をご用意しております。

・お車の場合 – 関越自動車道「渋川伊香保I.C」より40分
・高速バスの場合 -「東京駅」「新宿駅」より直行便で3時間
・電車の場合-上野駅より特急草津で2時間
※公共交通で六合(くに)地区へお越しになる場合は、「長野原草津口」駅より路線バスをご利用ください。
(運行数が少ないのでご注意ください。)

交通アクセス詳細

概要

展示会場
群馬県中之条町 町内各所
展示期間
2017年9月9日(土)-10月9日(月・祝)の31日間 無休
イベント内容
温泉街や木造校舎など町内各所で絵画、彫刻、写真、インスタレーション等の展示、ほかワークショップやパフォーマンスを開催


お問い合わせ

中之条ビエンナーレ実行委員会事務局(イサマムラ内)
〒377-0432 群馬県吾妻郡中之条町大字五反田3534-4
TEL:0279-75-3320(平日10:00〜17:00)
email : office@nakanojo-biennale.com